カルシウムのほんとうのはなし(1) | 株式会社 恒常 

カルシウムのほんとうのはなし(1)

骨粗鬆症と骨密度

カルシウム不足が身体にとって問題だということは
皆さん良くご存知ですね。

イライラしたり骨が折れやすくなったりしますね。
その通りですが
例えば
大腿骨(だいたいこつ)頸部(けいぶ)が折れるともう動けません。
“寝たきり”になってしまいます。

典型的な(こつ)()しょう症例のひとつと言えます。

(こつ)密度(みつど)を測ってもらったら
実年齢よりも10歳若いと言われたので
骨粗しょう症は大丈夫!」

安心している方もいらっしゃいます。

それはそれで良いとしても実は骨密度の測定はそれほど
信頼できないのです。

お医者さんに
「骨密度が高いので心配いりません」と言われて喜んで帰る
帰り道で転んで骨折して病院に運ばれたら
骨粗鬆症(こつそそうしょう)です」と言われたという人は
かなり多いのです。

骨粗しょう症の裏にひそむカルシウム沈着という大問題

骨粗しょう症の問題は骨がもろくなったり
骨折するだけでなく
それ以上の大問題があるのです。

骨粗しょう症になって行く過程で身体のあちこちに
カルシウムがくっついてしまう
(カルシウム沈着又は石灰化と言います)のです。

カルシウムが余っていて沈着するのなら何となく分かりますが
カルシウムが足りないのに沈着するなんて
不思議ですね。

そしてこのカルシウム沈着は
ひざ痛、腰痛、高血圧、脳梗塞(のうこうそく)心筋梗塞(しんきんこうそく)、認知症まで
それこそ万病の原因となっているのです。

なぜ、カルシウムが沈着するかについては
後ほど詳しく説明します。

医学界の不思議な常識

まだまだ問題があります。
整形外科のお医者さんの中では
骨粗しょう症はカルシウム剤を飲ませても治らないという
「医学界の常識」
があるのです。

その背景には、彼らの臨床体験
「カルシウム剤を飲ませても、骨密度は上がらないし、
スカスカになった骨は元に戻らない」
という事実があるからです。

それどころか
「カルシウムを飲ませ過ぎると、結石になったり、
動脈硬化(どうみゃくこうか)になって脳梗塞(のうこうそく)心筋梗塞(しんきんこうそく)になることが多い」
と言うのです。
(骨粗しょう症財団理事長 折茂肇医学博士)

何と、私たちの常識とは真逆の絶望的な情報ではありませんか。

骨粗しょう症は
カルシウム不足であることが明らかですが
これまで医学界はカルシウム剤を与えてきたはずです。

それなのに治らないばかりか
別の病気を作っているとは驚きです。

ですから
最近ではカルシウム剤を薦めない医師も増えているようです。

代わりに
破骨(はこつ)細胞(骨を溶かす細胞)」を
抑える
人工ホルモンなどを
使っているようですが
それはそれで別の問題があって
はかばかしい結果は出ていないようです。

何で、こんなことになっているのでしょう。
カルシウム不足には、カルシウムで補うのが
自然の摂理(せつり)(自然界を支配している法則)でしょう!

その証拠に
カルシウムを含んでいる
自然界の野菜やゴマやシラスやヒジキなどの海藻類などを
毎日たっぷりと食べていれば
骨粗しょう症にもならないし、たとえ
骨がスカスカになっていても
元に戻っていくのです。

「医学界の常識」は、何かが根本的に
間違っているとしか思えません。

体内のカルシウムの働き

私たちの体内で、カルシウムによって
何が起こっているのかを調べましょう。

体内でカルシウムの
最大の貯蔵庫はもちろん骨です。
カルシウムの約99%が
骨に貯蔵(1㎏前後)されています。

残りの1%が血液の中と、細胞にあります。

仮に、骨にあるカルシウムを1億とすると
血液の中に1万、細胞に1という比率で存在しています。

私たちは、カルシウム不足というと
スカスカになった骨を想像しますが
それは、結果であって
私たちが最も注目しなければならないのは
血液中のカルシウムの濃度です。

血液中には
常に一定量(血液100㏄中に、下限約8.4㎎~上限約10.2㎎)の
カルシウムが必要で
この血中カルシウム濃度は、多すぎても、少なすぎてもダメなのです。

この血液の中のカルシウムは
全身を廻って脳細胞の記憶の情報の伝達に関与したり
心臓などの筋肉細胞に入って筋肉を収縮させたり
出てきて筋肉を緩めたり

すい臓のベータ細胞に入ってインスリンを排出させたり
色々な酵素と結合して活性化させたり

卵子が精子を受け入れて
受精したとたんに
後続の精子が入れない様にブロックしたりと
体中で実に多くの仕事をしているのです。

カルシウムがなければ心臓も脳も筋肉も動きません。

つまり、人間が生きていく上で
一瞬たりとも欠かせないのが、カルシウムなのです。

カルシウムの摂取量は?

そして、カルシウムは体内で合成できないので
食物やサプリメントから毎日摂るしかないのです。

その必要量は、1日に、600㎎~800㎎です。

ところが
厚労省の調査では
平均的日本人の食事で
この70年間1日平均で、450㎎~550㎎
なっていて
一度だってカルシウムが足りた年はないのです。

その背景には
ホウレン草や大根などの野菜に含まれるカルシウムが
50年前の3分の1とか10分の1以下に減っていること
原因のひとつです。

また、私たちの食生活で
ゴマや海藻やシラスなどを食べることが少なくなっていることなども
影響していると思われます。

毎日の食事の中のカルシウムが足りず
血中カルシウム濃度が下限よりも下がった場合
身体はどうしているのでしょう。

実は自分の骨を溶かして補っているのです。

1日の不足分はほんのわずかでも
10年、20年、40年、50年と続くと
骨はスカスカになって
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)になることは、容易に想像できますね。

“ そして、ここが肝心(かんじん)なところです “

溶かして補う時にほんの少しですが
カルシウムが身体のあちこちに沈着するのです。

つまり、私たちは日々のカルシウム不足で
骨粗しょう症に進みながら一方で
カルシウムを沈着させていたのです。

これが先述した第一の大問題の
「カルシウム不足なのに、カルシウムが沈着する」という
不思議な謎の答えだったのです。

毎年、カルシウム不足の食事をしている日本人は
1億総骨粗しょう症への道を突き進んでいることになります。

しかも
この沈着が前に述べたように
万病の原因になっているのです。

食事中のカルシウムがどうしても不足するなら
カルシウムを飲んで補う必要があります

カルシウムを摂取するときに気をつけることがあります。


関連記事

カルシウムのほんとうのはなし(2)

カルシウムのほんとうのはなし(3) 

カルシウムのほんとうのはなし(4) 

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ